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損益計算の説明
損益計算の基本
FX取引における損益計算の基本は、通貨ペアごとに異なる価格変動(1pips)が損益にどう影響するかを理解することです。
1ロットを100,000通貨と仮定した場合、クロス円の場合は1ロットで1pips動くごとに約1,000円の利益または損失が発生します。
たとえば、1ロットで10pipsの利益を得ると、計算式を適用して1ロット×10pips=10,000円の利益が生まれます。
価格が予想外の方向に動いた場合は、同額の損失が生じる可能性があります。
pipsの説明
pipsとは・・・
FX取引では、日本円と米ドル、米ドルとユーロなど、異なる通貨間の取引が行われます。
そのため、取引をわかりやすくするために、共通の基準として使用されるのが「pips」という単位です。
以下の図は、各通貨ペアにおける1pipsの価格を示しています。
1pipsの価値は通貨ペアごとに異なりますので、取引の際には注意が必要です。
クロス円の計算方法
クロス円とは・・・
クロス円とは、外国為替市場において米ドル以外の通貨と日本円を組み合わせた通貨ペアのことを指します。
例えば、FX取引で英ポンド/円を取引する場合、実際には英ポンド/米ドルと米ドル/円の2つの取引が行われています。
このように基軸通貨である米ドルを介して取引されるため、FX市場では米ドルを含まない日本円との通貨ペア
(例:ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円)を一般的にクロス円と呼びます。
クロス円の計算式
決済通貨が円(クロス円)の場合
損益額(円)= 「クローズ価格 ー オープン価格」 × 「取引数量(ロット)」
ドル円の計算例
ドル/円(USD/JPY) 1Lot 157.800で買い、158.000で売決済した場合
(158.000ー157.800) x 100000(取引量) = 20000円
クロス円以外の計算方法
クロス円以外とは・・・
クロス円以外の通貨ペアとは、外国為替市場において米ドルを含む通貨ペアや、米ドルも日本円も含まない通貨ペアのことを指します。例えば、FX取引でユーロ/米ドルを取引する場合、これはユーロと米ドルの2つの通貨間の直接取引が行われます。
同様に、ユーロ/ポンドの取引ではユーロと英ポンドの間で直接取引が行われます。
このように、基軸通貨である米ドルが直接取引に関与する通貨ペアや、米ドルも日本円も含まない通貨ペア
(例:ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、ユーロ/ポンド、豪ドル/ニュージーランドドル)を一般的にクロス円以外の通貨ペアと呼びます。
クロス円以外の計算式
決済通貨が円以外(クロス円以外)の場合
損益額(円)= (クローズ価格 ー オープン価格) × 取引数量(ロット) × 円換算レート
ドルストレートの計算例
円換算レートとは、通貨ペアの右側にある通貨と円との為替レートを指します。
例えば、ユーロ/米ドル(EUR/USD)の場合、右側の通貨は米ドル(USD)です。
このため、米ドルと円のペア、つまり米ドル/円(USD/JPY)が円換算レートとなります。
ユーロ/米ドル(EUR/USD) 1Lot 1.17500で買い、1.18000で売決済した場合
※米ドル/円(USD/JPY)レート = 150.000円
(1.18000-1.17500)× 10,0000通貨 × 150.000円 = 75000円
重要なお知らせ
お客様へご案内
為替レートは常に変動しておりますので、上記の計算式はあくまで参考情報としてご利用ください。
また、損益計算に関する内容はお客様の取引に重大な影響を及ぼす可能性がございますので、
トラブルを回避するために、実際の計算については弊社ではお引き受けしておりません。
計算が複雑になる場合もございますので、弊社では専用の計算ツールのご利用をお勧めいたします。
詳細につきましては、「FX 損益 計算機」などのキーワードで検索エンジンにてお調べいただければ幸いです。
ぜひ、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
こちらの内容に関して、ご不明な際はSupport@threetrader.comまでお知らせください。
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